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六田楯(山形県東根市) [古城めぐり(山形)]

DSCN3348.JPG←楯跡付近の現況
 六田楯は、小田島楯とも呼ばれ、最上八楯の一、六田氏の居城である。楯主は六田兵衛と伝えられる。最上八楯は、天童城主天童氏を盟主とした最上地方の有力武士団の連合体で、山形城主最上義光の時代には最上氏の北進に対して激しく抵抗した。しかし義光による切り崩しにあい、天正年間(1573~92年)の天童合戦で最上八楯は壊滅し、最上氏の支配下に組み込まれた。六田氏の事績は不明。

 六田楯は、現在国道13号線が貫通している。位置は蟹沢交差点の北らしいのだが、大きく改変されてしまっており、遺構は完全に湮滅している。『山形県中世城館遺跡調査報告書』には、「北と南にわずかに堀跡を残す」と記されているが、現況からではどこにあるのか、さっぱりわからない。戦後の古い航空写真を見ても、既に城跡の痕跡が不明瞭なので、どの様な縄張りの城だったのかも、今となってはわからない。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/38.437472/140.379041/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


最上義光の城郭と合戦 (図説日本の城郭シリーズ14)

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タグ:中世平城
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