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山本城(富山県南砺市) [古城めぐり(富山)]

DSCN4190.JPG←城跡の高台
 山本城は、戦国時代に西勝寺城主石黒太郎光秀の2男石黒宗五郎の居城であったと伝えられる。しかし伝承ではそれより築城は古く、平安時代後期の八幡太郎源義家の頃の創築とも言われ、南北朝期には南朝方の拠点であったとされる。織田信長の部将佐々成政が越中を支配すると、その家臣山本志摩守が城主となったが、加賀前田家の支配下に入ると廃城になったと言う。

 山本城は、明神川西岸の緩傾斜地にある。現在は周囲より高い高台となっており、周辺は水田になっている。その南東隅に小さな高台があり、そこに城址解説板が立っている。高台上には、更に土壇があって、日露戦争に関する石碑が建っている。高台は往時の城跡の一部が削り残されたものと推測され、城域はもっと広かったものと思うが、前述の通り周りは水田に変貌していて往時の縄張りを知ることはできない。せっかくの解説板も字がほとんど消えかかっており、残念な状況である。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.556688/136.849952/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


越中中世城郭図面集〈3〉西部(氷見市・高岡市・小矢部市・礪波市・南礪市)・補遺編

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  • 作者: 佐伯 哲也
  • 出版社/メーカー: 桂書房
  • 発売日: 2021/03/13
  • メディア: 大型本


タグ:中世平山城
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