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清水館(宮城県栗原市) [古城めぐり(宮城)]

DSCN5299.JPG←主郭
(2020年10月訪城)
 清水館は、真坂楯を本拠とした大崎氏の家臣狩野氏(一迫氏)の一族、狩野和泉の居館と伝えられている。江戸時代には、仙台伊達藩の一門伊達(岩城)薩摩国隆の居館となった。

 清水館は、普門寺の北西の丘陵上に築かれている。細長い長円形の主郭を中心に、西から南にかけては1段、北から東にかけては2段の腰曲輪を廻らした環郭式の縄張りとなっている。主郭は畑と山林になっており、北端部は小堀切を挟んで小郭に神社が建っている。周囲の腰曲輪は、南側は畑になっているが、北側・西側は山林、東側は深い薮に埋もれている。南側には丘陵が続いているが、切通し状に畑に至る山道が通っており、往時の堀切であったと推測される。近世まで使われた城館にしては、極めて平凡な縄張りである。尚、北東の車道沿いに標柱が立っている。普門寺の墓地から尾根伝いに北西に向かって歩いていけば、館跡の畑まで行くことができる。
主郭先端の小掘切→DSCN5304.JPG
DSCN5334.JPG←西側の腰曲輪
 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/38.733682/140.942906/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


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