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石倉館(群馬県みなかみ町) [古城めぐり(群馬)]

DSCN9221.JPG←土塁の角部と石塁
 石倉館は、関東管領山内上杉憲政が北条氏康の侵攻に抗しきれず越後に亡命した際、一時滞在した石倉治部の館と伝えられる。後には石倉三河の居館であったとされる。

 石倉館は、石倉城南東の利根川西岸の平地に築かれている。国道291号線から狭い車道の急坂を東に下り、その先の細い小道を北に辿っていくと、畑の奥に土塁が見えてくる。これが石倉館である。この場所は段丘の縁に当たり、西に開いたコの字型に土塁が廻らされている。土塁の中には石塁が多数散在している。しかし郭内は一部を除いて倒竹地獄と劇薮で、踏査は大変である。南北に虎口があり、また北辺は土塁の外に堀跡も残っている。また塁線は、東側だけ中央部が外に向かって張り出している。遺構としてはこの程度で、石倉城に行ったついでに寄る程度のものだろう。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.744911/138.981900/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


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