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河村下野守屋敷(山梨県南アルプス市) [古城めぐり(山梨)]

DSCN3387.JPG←北側の土塁跡と水路
 河村下野守道雅は、落合村の地頭で、武田氏の家臣であった。1582年に武田勝頼が天目山で自刃した時、道雅は勝頼に従って殉死したと言う。道雅の妻は、亡き夫の菩提を弔うために館跡に常泉寺を建立したと伝えられる。

 河村下野守屋敷は、前述の通り常泉寺の境内となっている。しかし常泉寺のお堂はなくなっており、実質的に廃寺になっている様である。境内北西に墓地だけ残っているが、この墓地はL字型の土塁の上に立っている。土塁の北側から、道路を挟んで東には水路があり、堀跡だったと考えられる。この近傍には、跡部大炊助勝資屋敷、武藤三河守屋敷もあり、武田氏の家臣が集住していたようである。何か理由があるのであろうか。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/35.584743/138.464491/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


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