SSブログ

明知陣屋(岐阜県恵那市) [古城めぐり(岐阜)]

DSCN9786.JPG←陣屋前面の水堀・切岸
 明知陣屋は、江戸時代に交代寄合の旗本であった明知遠山氏が築いた陣屋である。遠山利景は1600年の関ヶ原合戦で旧領の明知城を奪還し、1603年に恵那・土岐郡内で6531石を拝領した。1615年の元和の一国一城令で明知城は廃城となり、新たな支配拠点として明知陣屋が造営された。交代寄合となった遠山氏は、当初は領内と江戸の間を参勤交代していたが、1678年以降は江戸定府となった。これ以後、陣屋は代官村上氏によって管理されて、そのまま明治維新を迎えた。

 明知陣屋は、明知城の北西麓の台地上に築かれている。現在陣屋内には民家や大正ロマン館が建っている。しかし陣屋前面には切岸がそびえ、その前には水堀が往時の形を留めている。また陣屋内に通じる小道は往時の大手道で、通路が屈曲する枡形の形態を留めている。陣屋内の宅地の中には、代官村上家の現在の居宅があり、古い武家屋敷の面影を残し、古い形の土蔵も残っている。全体的に往時の面影を残しており、なかなか興味深い。
陣屋跡の全景→DSCN0798.JPG

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/35.304348/137.392144/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


江戸の旗本事典 (角川ソフィア文庫)

江戸の旗本事典 (角川ソフィア文庫)

  • 作者: 小川 恭一
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川学芸出版
  • 発売日: 2016/01/23
  • メディア: 文庫


タグ:陣屋
nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント