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奈良井城(長野県塩尻市) [古城めぐり(長野)]

DSCN2920.JPG←主郭周囲の空堀
 奈良井城は、現地標柱では奈良井治部少輔義高居館と書かれ、木曽氏の一族奈良井義高の居城である。義高は、福島城主木曽義康の弟で、奈良井に居住して奈良井治部少輔を称した。1555年4月、武田信玄の木曽侵攻の際に義高は敗死し、城も陥落したとされるが、異説もある。

 奈良井城は、木曽路の観光で有名な奈良井宿の北の段丘辺縁部に築かれている。西のカツ沢を天然の堀とし、北と東に空堀を穿って台地と分断して主郭を形成している。ほぼ単郭の城であるが、南や西にわずかな段差で腰曲輪が構築され、特に南西に向って下り勾配となる部分には腰曲輪が3段形成されている。城とは言うものの、居館的色彩の濃い館城である。尚、近くの大宝寺の裏手には奈良井義高の墓が残っている。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/35.967196/137.811749/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


信濃の山城と館 第4巻(松本・塩尻・筑摩編)―縄張図・断面図・鳥瞰図で見る

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  • 作者: 宮坂 武男
  • 出版社/メーカー: 戎光祥出版
  • 発売日: 2013/04/01
  • メディア: 単行本


タグ:中世崖端城
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