猪苗代城〔附、三忠碑〕(福島県猪苗代町) [古城めぐり(福島)]
天気がよくないので会津周辺の城は無視して、移動して猪苗代城に行った。猪苗代城は、小高い丘のような山に築かれた平山城である。近代まで残っていた城なので期待して行ったが、全体は非常に小さく、土塁と若干の横堀、腰曲輪で防御されている以外には、あまり特徴がない。石垣は、基本的に大手と本丸搦手の虎口にだけ使われていて、それほど防御性が高いとも思われない。比高も20~30mぐらいしかないので、大軍で攻められたらひとたまりもない、という程度の城だった。遺構としては良く残っているが、ちょっと物足りなさを感じる城である。
二の丸虎口の石垣
お城評価(満点=五つ星):☆☆
場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/37.562116/140.104008/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0
なお、会津から猪苗代城までの移動の途中には、三忠碑という史跡がある。これは、かの摺上原の戦いで伊達軍と戦って戦場に散った葦名氏の3人の忠臣を顕彰したものである。やけに表通りから離れた松林の中にあるなと思ったら、江戸時代の昔はここが二本松街道というかつての大通りだったそうだ。その古道の脇に、唐の顔真卿の書を集めて作った碑がひっそりとたたずんでいる。
場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/37.562099/140.065813/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0
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