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高館城(栃木県大田原市) [古城めぐり(栃木)]

DSC04151.JPG←主郭跡
 高館城は、黒羽城の北方約5kmほどの急峻な山上に築かれた山城である。伝承では那須与一宗隆の父資隆が築いたという。一説にはすぐ北の平野部にあった川田氏の居館の詰め城として築かれたとも言われている。麓からの比高は100mほどであるが、西側の那珂川に面した斜面は急崖を成し登ることはできない。現在は、県道179号線の高館トンネルの真上に位置し、高館トンネルの北側から車道が延びているので、車で城址公園まで登ることができる。
 城の作りはかなり簡素で、削平されたやや広めの曲輪が何段かあり周囲に腰曲輪が何段か付随しているだけで、堀切、竪堀などの防御施設はほとんどない。城の北のはずれには見張台跡と思われる高台が残るが、それ以外には防御を目的とした土塁もほとんど見られず、自然地形に近いかなり古い形態の山城である。おそらく戦国期にはほとんど使用されていなかったのであろう。ただ、城跡からの眺望だけは素晴らしかった。
城跡からの眺望→DSC04158.JPG
 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.908862/140.130293/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0
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