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光城(長野県安曇野市) [古城めぐり(長野)]

DSC08090.JPG←主郭北側の段曲輪
 光城は、犀川右岸にある比高360mの峻険な光城山に築かれた山城である。鎌倉時代にこの地に入封した海野氏の一流、光氏によって戦国時代に築かれた。武田信玄が松本平に侵攻した際に籠城したが、1553年の刈谷城攻めの時、戦わずして落城したという。その後武田氏が滅んで、松本城に元信濃守護家の小笠原貞慶が入封すると、修復されたという。
 まともに登ったら1時間はかかりそうな高さの山で、麓から見上げただけでも大変な山だという気がするが、幸いなことに山頂近くまで車道が通っており、城跡も公園になっているのであっという間に攻略できる。(現代は楽でいい~。)規模は比較的小さめの城で、縄張りも、並みいる名山城ぞろいの松本平ではかなり平凡な部類に入る。なぜこの城に行ったかといえば、この前に登った山家城で膝を痛めてしまったからである。
 城は南北に2つの大きな曲輪が連なっていて、あとはその周囲を腰曲輪が取り巻いている程度のものである。2つの曲輪はほぼ同等な大きさで周囲を小さな土塁で防御するというほぼ同じ構造であるが曲輪の高さが若干異なり、高い北の曲輪が主郭であろう。主郭の北と東には数段の段曲輪があるが、どれも規模は小さい。主郭と副郭の間や段曲輪の先に、堀切もあるにはあるがかなり埋もれているのか規模は小さい。また主郭北東の緩斜面には何本かの竪堀が掘られているが、これもかなり埋もれているのか、縄張図がなければほとんどわからないような程度のものである。これらの竪堀は、数十m下の小さな平場で合流している。
 そんなわけで、麓から苦労しながら登ったら相当ガックリしそうな城であるが、車で簡単に行けるので付近を通ったついでに登るといいだろう。
一応、竪堀です→DSC08148.JPG

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.318550/137.942453/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
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ノリパ

アハハ(笑)
順に読んでいってます。やっぱり先ほどのお城はしんどかったですか。
山城めぐりは、ヒザをゆわしますよね。
by ノリパ (2009-02-12 18:39) 

アテンザ23Z

というか、日ごろの運動不足で・・・。
我ながらとても情けないと思っています。
この程度の運動量で、膝を痛めるとは。
by アテンザ23Z (2009-02-12 20:07) 

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