瓜生保戦死地(福井県敦賀市) [その他の史跡巡り]
(2003年9月・2004年4月訪問)
瓜生保は、杣山城の城主で嵯峨源氏、箕田宛の子、源二渡辺綱の後裔と伝わる。珍しい一字の名乗りが特徴の一族である。瓜生保は、北陸に下って難攻不落の堅城金ヶ崎城に拠った新田義貞を後方から支援して、足利方と戦った。そして苦しい籠城戦を続ける金ヶ崎城を救援する為、1337年1月に瓜生保は敦賀へ進軍、待ち受けた高師泰を総大将とする足利方の大軍と激戦を展開し、敦賀北東の山間部樫曲で討ち死にした。この時、弟の義鑑や新田の一族里見時成も共に相果てたという。
今は樫曲集落そばの山の尾根にひっそりと墓がたたずんでいる。ここだけ時の流れが止まってしまったかのようだった。
場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/35.662736/136.098676/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0
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