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新地館(栃木県那須烏山市) [古城めぐり(栃木)]

DSC06450.JPG←クランクした土塁と空堀
 新地館は、築城者不明の城館である。那珂川右岸の河岸段丘上に築かれており、那須氏が築いたとも、大関氏が築いたとも言われている。
 新地館は現在、三嶋神社の境内になっているが、土塁と堀がほぼ完存している。東側は那珂川に望む断崖で、北側は小川が自然の堀切となっていて、残る西側から南側を土塁と空堀で防御している。しかし北の小川は、元々は那珂川に面する断崖であったものを、大桶運動公園を作る際に埋め立ててできたものらしい。土塁と空堀は幾重にもクランクして横矢を掛けた構造で、見ていて中々楽しい。南側には虎口状に土塁が開いた部分があり、その内側には仕切り土塁らしきものも残っている。その東側、館域の一番東端に南に出れるよう虎口と土橋があるが、これは後世開削されたものだろう。居館にしては横矢の見事な遺構である。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.716165/140.152899/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1
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