八幡館（山形県鮭川村） [古城めぐり（山形）]
←北側の空堀（2010年12月訪城）
八幡館は、庭月館の北に沢を挟んで隣接した居館である。庭月氏の居館の一つであったと考えられ、おそらく一族のものか家臣が居住して、庭月館の防衛線となっていたのであろう。
八幡館は、庭月館に行く途中で現地標柱を見かけてその存在を初めて知った居館である。庭月館と同様に鮭川西岸の断崖上に築かれている。ほぼ単郭の居館であるが、内部は二段の平場に分かれていて、低い平場には虎口状の遺構が存在する。また周囲は空堀がめぐり、わずかに横矢が掛かっている。単純で小規模な居館である。
お城評価（満点=五つ星）：☆☆
場所：http://maps.gsi.go.jp/#16/38.827623/140.226456/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1
タグ：居館
平地居館ですか？横矢がかかるとは軍事性もあるのかな？
by ねじまき鳥 (2011-04-06 23:02)
>ねじまき鳥さん
城地的には、崖端城の部類ですね。東側は断崖ですので。
しかも天然の沢をそのまま外堀にしているので、
完全な平地居館と比べれば、そこそこの要害性はあったでしょう。
by アテンザ23Z (2011-04-07 22:47)