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玄蕃館(山形県鮭川村) [古城めぐり(山形)]

DSC03001.JPG←主郭北側の腰曲輪
(2010年12月訪城)
 玄蕃館は、庭月館の南に沢を挟んで隣接した居館である。八幡館同様、庭月氏の居館の一つであったと考えられ、おそらく一族のものか家臣が居住して、庭月館の防衛線となっていたと思われる。その名前から推測すれば、当然ながら玄蕃と言う者の居館だったのだろう。
 玄蕃館は、複郭の居館で、庭月館と同様に鮭川西岸の断崖上に築かれている。北側に主郭を置き、空堀を挟んでほぼ長方形の二ノ郭を南に配置している。この空堀には土橋も掛かっているが、一直線の堀で横矢は掛かっていない。玄蕃館には、庭月館や八幡館と異なり、主郭の北と東の斜面に腰曲輪が築かれていたようである。尚、ニノ郭には重機が入って森林伐採しているようであり、かなり荒らされてしまっている。これ以上、破壊されないことを望みたい。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/38.822691/140.222272/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

※当城については、以前は現地の標柱に従って「小十郎館」と表記していましたが、標柱が間違っているらしいことが判明したため、「玄蕃館」に修正しました。
タグ:居館
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