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田子小松城(静岡県西伊豆町) [古城めぐり(静岡)]

DSC09099.JPG←丘陵上の平場
 田子小松城は、室町中期に山本飛騨守が築いた城である。山本氏は小田原北条氏に従って伊豆水軍の一翼を担い、小松城を居城とした様である。1590年の小田原の役の際には、徳川家康の家臣で徳川水軍の将、向井兵庫助正綱に攻められ、時の城主山本信濃守常任は敗れて城を脱出したと言う。
 田子小松城は、山裾の丘陵地に築かれた城だったと考えられる。この地からは田子漁港の入江が遠望できる高地で、海べりに築かれた田子城と連携すれば、水軍基地として極めて有効に機能したのであろう。国道136号線に「小松城跡」の表示板が建っているが、矢印の指す方向に小道を登って行っても、丘陵地に畑が広がっているだけで、明確な遺構は確認できない。ただ、耕地化による改変があるものの、数段の平場が丘陵上に広がっているので、これが城跡なのかもしれない。その背後の尾根先端には物見台らしい高台もあるが、これも遺構とは確認できない。城郭大系では空堀と曲輪2ヶ所が認められると記載されているが、どこだかわからなかった。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/34.811483/138.773942/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
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