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富田城(静岡県菊川市) [古城めぐり(静岡)]

DSC03540.JPG←主郭~ニノ郭間の堀切
 富田城は、長行山城とも呼ばれ、歴史不詳の城である。元々国人クラスの豪族の城であったと推測され、戦国末期には武田氏の遠江の拠点諏訪原城を攻める徳川氏によって、高天神城との連絡を断つ為に再度利用されたと考えられている。
 富田城は、菊川と東富田川の合流点西側の、比高40m程の丘陵上に築かれた城である。現在、主郭と腰曲輪は茶畑に変貌し、ニノ郭には櫓台跡と思われる高台に神社が建てられており、その南側に腰曲輪が確認できる。主郭とニノ郭の間は、幅3m程の堀切で分断され、そこをちょっと降って行った左側に主郭の大手虎口があり、藪の中に標柱が建っている。主郭の東尾根には堀切と腰曲輪がつらなっている。一方、ニノ郭の西側は緩斜面の茶畑になっているが、三ノ郭であったらしい。しかし明確な遺構は既に確認できない。この他、主郭西側にも西ノ郭があったらしいが、車道建設やゴルフ場造成で破壊されてしまっている。かなり遺構の湮滅が進んでいる上、城の直下には新幹線が貫通しており、結構うるさいのも興を削ぐ。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/34.776059/138.107017/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
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