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廣瀬屋敷(群馬県太田市) [古城めぐり(群馬)]

DSCN9888.JPG←西側の水堀跡
 廣瀬屋敷は、群馬県遺跡地図では本郷A館と記載され、市野井・本郷遺跡(市野井城館群)の一つである。現地解説板によれば、廣瀬氏の環濠屋敷で、廣瀬氏は15世紀の末に近江国廣瀬村から金山城主岩松氏の家臣としてこの地に来住したと言う。

 廣瀬屋敷は、新田義貞挙兵の地として有名な生品神社の南方約700mの位置にあり、現在も廣瀬家の宅地となっている。北西から南西にかけての西面に水堀が残る他、東側にも堀跡が水路となって残っている。北側に湧水地があるらしく、ここからの湧き水が堀跡に流れ込んでいる様である。廣瀬屋敷に限らず、新田荘は大間々扇状地の扇端部を中心とすることから、豊富な湧水地に恵まれており、それを堀に引き込んで屋敷の防備を固めていたのだろう。宅地内は、周囲より一段高くなっており、西側には林の中に土塁らしい跡も残る。西側の堀の前に、湧水に関する解説板が立っており、その中に廣瀬屋敷の歴史が簡単に書かれている。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.310975/139.307338/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


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タグ:居館
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