栃穴御前山砦(山梨県上野原市) [古城めぐり(山梨)]
←北東の段曲輪
(2020年12月訪城)
栃穴御前山砦は、歴史不詳の城砦である。桂川を挟んで牧野砦や四方津御前山砦と相対する位置にあり、共に甲相国境を警備する城砦であったと考えられている。
栃穴御前山砦は、標高431mの山上に築かれている。鶴島御前山の北西の尾根続きにあるが、鶴島御前山より50m程低い位置にある。しかし東端の主郭を始め、北西の尾根に段状に曲輪群を築き、北東の尾根にもきれいに削平された段曲輪を置いている。ほとんど自然地形の鶴島御前山と異なり、いずれもしっかりと普請された痕跡が残っており、主郭北東には小型の枡形虎口も形成されている。主郭南東角には塚状の岩場の土壇があるが、宗教的な施設が祀られていたのだろうか?また北西尾根の曲輪群の間には堀切も穿たれている。北東の段曲輪も含めて、これらの曲輪群の縁には小規模な石積みも散見される。
私は鶴島御前山から尾根伝いに栃穴御前山砦に行ったが、砦直前の急斜面はロープがないと登り降りできないきつさである。またそこ以外は斜度があってもロープがあまりなく、なかなか厳しい尾根道であり、このルートでの訪城は高齢者は避けた方が無難と思う。
お城評価(満点=五つ星):☆☆
場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/35.611918/139.099145/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
(2020年12月訪城)
栃穴御前山砦は、歴史不詳の城砦である。桂川を挟んで牧野砦や四方津御前山砦と相対する位置にあり、共に甲相国境を警備する城砦であったと考えられている。
栃穴御前山砦は、標高431mの山上に築かれている。鶴島御前山の北西の尾根続きにあるが、鶴島御前山より50m程低い位置にある。しかし東端の主郭を始め、北西の尾根に段状に曲輪群を築き、北東の尾根にもきれいに削平された段曲輪を置いている。ほとんど自然地形の鶴島御前山と異なり、いずれもしっかりと普請された痕跡が残っており、主郭北東には小型の枡形虎口も形成されている。主郭南東角には塚状の岩場の土壇があるが、宗教的な施設が祀られていたのだろうか?また北西尾根の曲輪群の間には堀切も穿たれている。北東の段曲輪も含めて、これらの曲輪群の縁には小規模な石積みも散見される。
私は鶴島御前山から尾根伝いに栃穴御前山砦に行ったが、砦直前の急斜面はロープがないと登り降りできないきつさである。またそこ以外は斜度があってもロープがあまりなく、なかなか厳しい尾根道であり、このルートでの訪城は高齢者は避けた方が無難と思う。
北西尾根に穿たれた堀切→
お城評価(満点=五つ星):☆☆
場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/35.611918/139.099145/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
タグ:中世山城
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