白山城北砦(山梨県韮崎市) [古城めぐり(山梨)]
←主郭背後の堀切
白山城北砦は、北烽火台とも言い、歴史不詳の城砦である。白山城のすぐ北の尾根の標高602m峰に位置しており、白山城よりも40m程高所に築かれている。白山城の南には白山城南砦があり、北砦と一対となっている。これらの砦が白山城と同時代に機能したかは不明であるが、普通に考えれば白山城の防衛網の一翼を担う城砦と推測される。実際に武田氏の城砦には、平瀬城・塩田城等の様に本城を中心に両翼の尾根に小城砦を築いて連立させるものがあり、白山城もその様な形態の城だったのではないだろうか。
白山城北砦は、白山城と共に国指定史跡となっているが、明確な登山道は整備されていない。武田八幡神社の境内に北砦の解説板があり、獣避けフェンスの出入口から少し北に進み、比較的斜度の緩い斜面を直登する。城域は大きく2つに分かれ、最初に現れるのが東の腰曲輪群である。いくつもの段が築かれ、最上部に物見台の様な小郭がそびえている。その背後の蟻の戸渡りの様な細尾根を通ると、ようやく砦の中心部に至る。主郭は細長い曲輪で内部は2段に分かれ、後部に土塁を築いている。その背後には堀切が穿たれている。以上が白山城北砦で、比較的簡素な構造の小城砦である。南砦と比べると縄張りに大きな違いがあり、それぞれの役割の違いを表している様である。
尚、主郭に通じる尾根は前述の通り両側が絶壁となった蟻の戸渡り状態だし、東の曲輪群も北側がコンクリートで固められた絶壁でなかなかスリリングである。健脚の人向けの城砦で、老人には危険であろう。細尾根は、そのうち崩れて登れなくなるかもしれない。
お城評価(満点=五つ星):☆☆
場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/35.704435/138.416566/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
白山城北砦は、北烽火台とも言い、歴史不詳の城砦である。白山城のすぐ北の尾根の標高602m峰に位置しており、白山城よりも40m程高所に築かれている。白山城の南には白山城南砦があり、北砦と一対となっている。これらの砦が白山城と同時代に機能したかは不明であるが、普通に考えれば白山城の防衛網の一翼を担う城砦と推測される。実際に武田氏の城砦には、平瀬城・塩田城等の様に本城を中心に両翼の尾根に小城砦を築いて連立させるものがあり、白山城もその様な形態の城だったのではないだろうか。
白山城北砦は、白山城と共に国指定史跡となっているが、明確な登山道は整備されていない。武田八幡神社の境内に北砦の解説板があり、獣避けフェンスの出入口から少し北に進み、比較的斜度の緩い斜面を直登する。城域は大きく2つに分かれ、最初に現れるのが東の腰曲輪群である。いくつもの段が築かれ、最上部に物見台の様な小郭がそびえている。その背後の蟻の戸渡りの様な細尾根を通ると、ようやく砦の中心部に至る。主郭は細長い曲輪で内部は2段に分かれ、後部に土塁を築いている。その背後には堀切が穿たれている。以上が白山城北砦で、比較的簡素な構造の小城砦である。南砦と比べると縄張りに大きな違いがあり、それぞれの役割の違いを表している様である。
尚、主郭に通じる尾根は前述の通り両側が絶壁となった蟻の戸渡り状態だし、東の曲輪群も北側がコンクリートで固められた絶壁でなかなかスリリングである。健脚の人向けの城砦で、老人には危険であろう。細尾根は、そのうち崩れて登れなくなるかもしれない。
東の腰曲輪群→
←主郭お城評価(満点=五つ星):☆☆
場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/35.704435/138.416566/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
タグ:中世山城
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