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跡部大炊助勝資屋敷(山梨県南アルプス市) [古城めぐり(山梨)]

DSCN3365.JPG←一段高くなっている墓地
 跡部大炊助勝資は、武田信玄・勝頼の2代に渡って主君の間近に仕えた活躍した側近であった。1465年に武田信昌に滅ぼされた守護代跡部景家の後裔、またはその一族の末裔である。勝資は、武田家家臣団の中で最も多くの朱印状を奉じ、外交・内政ありとあらゆる分野に関わった官僚だったが、『甲陽軍鑑』では勝頼側近の長坂釣閑斎光堅と共に武田家没落の原因となった奸臣として評されている。1582年の武田氏滅亡の際に勝頼に従って討死したとされる。

 跡部大炊助勝資は、現在の南アルプス市大師周辺を拠点としており、『甲斐国志』によれば跡部大炊介の屋敷跡に了泉寺が建立されたと言い、現在の了泉寺が跡部大炊助勝資の屋敷跡と伝えられている。寺の周囲は宅地・畑であり、明確な遺構は残っていないが、境内西側の墓地が一段高くなっており、土塁跡だった可能性がある。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/35.588094/138.467710/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


武田勝頼:日本にかくれなき弓取 (ミネルヴァ日本評伝選)

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