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鴻巣御殿(埼玉県鴻巣市) [古城めぐり(埼玉)]

DSCN0780.JPG←御殿跡に残る東照宮
 鴻巣御殿は、徳川家康が関東各地に造営した御殿の一つである。鷹狩や領内視察などの宿泊・休憩所として1593年に建てられた。規模はおよそ一町四反歩(約1.4ヘクタール)に及んだとされる。その後、秀忠・家光と将軍家3代にわたって鷹狩の際の休泊所として利用されたが、1630年頃を最後としてそれ以降使用されなくなった。1657年の明暦の大火後にその一部が解体されて江戸城に運ばれ再利用された。1682年頃には残りの建物も腐朽して倒壊し、1691年には御殿地に東照宮を祀り除地としたと言う。

 鴻巣御殿は、現在では路地裏の小さな東照宮しか残っていない。なんでも日本一小さい東照宮とのことで、近年まで御殿の比定地も明らかでなかったが、平成6年の試掘調査でその一部が確認されたらしい。東照宮前を通る路地の街並みが「御成町」で、将軍が御成りになったことにちなむ名にその歴史を残している。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.057573/139.511840/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


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