SSブログ

大名館(岩手県九戸村) [古城めぐり(岩手)]

DSCN0950.JPG←西側の空堀
 大名館は、九戸氏の歴代の居館であったと伝えられる。九戸氏の祖・行連がこの地に居館を築いて居住したと言われる。行連は、南部氏の祖・光行の6男とされるが、別説では九戸氏は室町時代の信濃守護小笠原氏の流れを汲むともされ、明確ではない。1569年、九戸政実の鹿角奪還戦での軍功により、二戸数郷を加増され、九戸城へ進出して本拠を移した。その後の大名館は九戸市の隠居所であったと言われ、政実の父信仲が居住したと伝えられる。

 大名館は、袖川南岸の東に向かって張り出した丘陵先端部に築かれている。すぐ南には車道が通っており、車道からの高低差はわずかなので、訪城はたやすい。単郭の簡素な城館で、東西に細長い主郭があり、その北と西に浅い空堀を廻らしただけである。しかしその空堀も、西側ははっきり堀形を残しているが、北側はほとんど腰曲輪に近い。中世城館というよりも、ほとんどチャシに近い形状の館である。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/40.222477/141.414878/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


図説 豊臣秀吉 【オールカラー】

図説 豊臣秀吉 【オールカラー】

  • 出版社/メーカー: 戎光祥出版
  • 発売日: 2020/06/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


タグ:居館
nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント