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富沢城(岩手県一関市) [古城めぐり(岩手)]

DSCN0110.JPG←富沢城の遠望
 富沢城は、古館とも言い、岩淵民部の居城とも、或いは奥州千葉氏の一流富沢彦次郎の居城とも言われるが、詳細は不明。葛西大崎一揆の伝承では、流郷富沢城主千葉彦九郎久胤が栗原郡高清水森原山に参陣したと伝わる。いずれにしても、奥州仕置で改易となった葛西氏の家臣団については、事績が混乱しているものが多く、富沢城主もその例に漏れない。

 富沢城は、標高40mのU字型をした尾根に囲まれた低丘陵に築かれている。おそらく、尾根に囲まれた真ん中の谷戸が主郭で、その背後を防衛する丘陵であったものと考えられる。しかし、主郭と考えられる谷戸も含めて、ほとんどの部分が民家となっていて、内部の探索ができない。わずかに西側の尾根だけ探索できたが、明確な遺構は確認できなかった。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/38.884661/141.251457/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


描かれた中世城郭: 城絵図・屏風・絵巻物

描かれた中世城郭: 城絵図・屏風・絵巻物

  • 出版社/メーカー: 吉川弘文館
  • 発売日: 2023/12/04
  • メディア: 単行本



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