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赤壁城 その1(栃木県西方町) [古城めぐり(栃木)]

 今日は、会社を休んで役所に行って所用を済ませた後、ぷらっと未攻略の近場の山城に行ってきた。西方にある赤壁城である。この城は、北関東でも有数の、広大で良好な遺構を持つ山城、西方城の目と鼻の先にある。(というか、道路を挟んで隣の山。)

 例によって、いつも拝見させていただいている「余湖君のお城のページ」で下調べをして行った。まぁ、壮大な西方城に比べると規模も小さく、技巧的な部分は少ないだろうと思って行ったが、予想より見ごたえのあった城だった。主郭までの山道の途中に、堀切が3ヶ所ほどあり、主郭の周りには面白いことに、環状に腰曲輪が2重か3重ぐらいに取り巻いていて、主郭を厳重に防御している。主郭の東側の腰曲輪には、石碑が立っていて、こう書かれていた。
「氷室山標高一九三米 高谷城岡本若狭守秀勝居城 天正慶長年間時代」
高谷城ってこの城のことだろうか?

 さて、ここから先は「余湖君のお城のページ」には載っていないのだが、いったん主郭から降りていくと、腰曲輪の北にも縦長の曲輪が連なっている。2つほどの小さい堀切を越えて、この縦長の曲輪を2~30mも行ったところであろうか、突然、この城で最大の大堀切が出現した。深さ約3m幅3~4mというところ。その先にもまたしばらく行ったところに小さい堀切があり、そこを過ぎるとやや平坦な曲輪状の地形が続くが、果たしてどこまでが城域か判然としない。そのうち峰続きの山をまた登りそうになるが、かなり藪がひどそうだし、城域かどうかもわからないので、そこで引き返した。

 この城は、この主郭北側の曲輪のすぐ東がゴルフコースになっており、そこまでちょっと降りて山側を見てみると、山城の曲輪の連なりをすぐ横から展望できるという、珍しい城である。また、コースに近い曲輪には、OBになったゴルフボールが何個か転がっていた。登り道も案内が出ていて、わかりやすいので、手軽に楽しめる山城だった。
主郭部をゴルフ場側から見たところ→

 お城評価(満点=五つ星):☆☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.473151/139.708908/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

※その後の再訪記はこちら
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