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ニューシネマパラダイス [映画]

 BS朝日でいい映画をやっていたので、BDレコで録画して見た。見た映画は、映画好きには言わずと知れた、ニューシネマパラダイスである。大体ここしばらく映画自体あまり見ていなかった。CSで「独眼流正宗」をやっていたので、最近はずーっとそればかり見ていた。
 ニューシネマパラダイスは、初上映当時、盛んにフジテレビでCMやっていたのだが、いい場面は全く見せないCMだったので、別段見ようとも思わず数年が過ぎたものだった。ちなみにこの「いい場面は全く見せない」CMっていうのは最近ないですねー。近頃は中身がプアーな映画が多いので、ヘタするとCMで見た部分がその映画のいいとこ全てだったりする。そんなときは大ハズレと諦めるしかない。
 さて、本題に戻ってこの映画。何年もたってから、BS2かなにかで初めて見てみたら、あらびっくり。とっても良い映画じゃないか!うちの親父も映画好きで、これは良いぞ!と言っていたのを無視して数年。なんとなーく、という感じで見て予期せず良い映画に会った時は、とってもうれしいものだ。
 今回あらためて見て、その感動が久しぶりに蘇ってきた。映画に夢と魔法の力があった時代。映画が町のみんなの共通で唯一の娯楽だった時代。その描き方がシチリアのラテン的陽気さと溶け合って見ていて微笑ましい。また、トトとアルフレートの美しい人間関係や、トトの切ない悲恋も素晴らしいが、それ以上に圧巻なのはラストの名画のキスシーンの数々。最近ではAVまがいのラブシーンもあるご時世だが、昔はこんなに素朴で美しかったと思い知らされる。そしてそれらの珠玉の様な名シーンを支える美しい音楽。
 今回放映されたのは、トトの悲恋の結末のないオリジナル版だったので、見終わった後、昔のビデオを取り出して3時間完全版も見てしまった。どちらを見ても名作といえる一品だ!


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