松尾古城の遠見番所（長野県上田市） [古城めぐり（長野）]
←番所の石積み松尾古城の更に先をずっーと登っていくと、山のてっぺん近くに遠見番所と呼ばれる遺構がある。その名の通り、見張り用の詰所である。遺構はかなり小規模で、U字型に石積み遺構が残っている。松尾古城から登る途中のやや平坦な尾根には、ちょっとした井戸跡のような穴が開いているところが見られたので、もしかしたら番所に登る兵の休憩所であったかもしれない。
それにしてもここに登るのは、非常にきつかった。これまでの城歩きの中で、ダントツのNo.1である。きついと噂の松尾古城が意外にもあっさり登れたので、ほとんどどこのHPにも載っていない遠見番所にちょっとチャレンジしてみるかと思い立ったのが運のつき、途中休み休みで延々50分の長丁場であった。しかも道の傾斜がかなりきつい。たまに平坦な部分もあるが、木につかまりながら登る羽目になった。途中に高圧鉄塔があるので、そこで長めの休憩を取って更に登るのだが、遠見番所に近づくと更にきつい傾斜が現れたりと、やめとけば良かったと後悔するぐらいであった。
松尾古城主郭にある解説板に、「松尾古城から遠見番所まで比高160m」とあったが、ホンマかいな？と帰ってから調べてみると、とんでもない！なんと比高390mもあった。誰だこんな大ウソ書きやがったのは！おかげでえらい目にあった。
結局、麓からの合計の比高はなんと570mだった。ちなみにこれまでの登城の比高記録BEST 3は、
杣山城 383m、葛尾城 375m、七尾城 250m
であった。
山頂側から見た石積み→
お城評価（満点=五つ星）：☆☆
場所：https://maps.gsi.go.jp/#16/36.462193/138.350830/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
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