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物見城(長野県上田市) [古城めぐり(長野)]

DSC05966.JPG←本郭と堀切
 物見城は、北信濃の戦国大名村上氏が築いた太郎山城塞群の一つで、高津屋城から南に伸びる支尾根に築かれた煙ノ城のもう一つ西側の支尾根上に築かれている。高さ的には煙ノ城より100m程低い位置にある。その名の通り、物見の砦であったと考えられる。煙ノ城や和合城などと連携して、上田原から坂城に入る手前の絶対防衛線を構成していたのだろう。
 物見城の縄張りは煙ノ城と非常に似通っていて、小さい城であるにも関わらず、本郭背後に岩盤を削り抜いた五重堀切で尾根上を分断している。但し、石垣はほとんど見られず、曲輪や堀切の大きさも煙ノ城より一回り小さいので、普請の規模はやや劣る。物見以外の兵は置いていなかったと思われる。
 この城に行くには、No.26高圧鉄塔辺りから道無き斜面を降りていくしかないので、非常に骨が折れる。目印もないので、迷わないようそれなりの装備が必要な城である。夏場の訪城は無理だろう。
岩盤を削りぬいた堀切→DSC05978.JPG
DSC05683.JPG←物見城遠景

 お城評価(満点=五つ星):☆☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.423419/138.207265/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
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