SSブログ

原田城(山形県川西町) [古城めぐり(山形)]

DSC02771.JPG←本丸・二ノ丸間の空堀
 原田城は、犬川右岸の藤ヶ森と呼ばれる丘陵上に築かれた平山城である。原田館とも呼ばれ、伊達家宿老の原田氏の居城である。伊達氏の置賜地方制圧後、14代原田美濃介が築いたと言われ、17代原田左馬介宗時の時に伊達氏が岩出山に移封となるまで、歴代の居城となった。若く才気に富んだ宗時は、若き政宗に信頼され、摺上原の戦い等幾多の戦いで軍功を挙げた。尚、宗時の孫が原田甲斐宗輔で、伊達騒動の主要人物の一人であり、山本周五郎の小説「樅の木は残った」で知られる人物である。(但し直接の血の繋がりは無い。)
 原田城は現在、置賜公園となって整備されている。三方を急崖で囲まれた要害の地で、東西に本丸・二ノ丸を配置し、本丸の東西を空堀で分断防御している。土塁は本丸西側にだけ残っている。大手は南にあったと言うが、この辺は公園化による改変が激しく明確ではないが、下の公園に降りる階段部がそうであったのかも知れない。公園化によって改変を受けているものの、空堀などの遺構が残り、全体として城郭の雰囲気はよく残っている方であろう。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/38.003264/140.033884/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 6

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント