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白金長者屋敷(東京都港区) [古城めぐり(東京)]

DSC04047.JPG←土塁跡
 白金長者屋敷は、歴史不詳の中世城館である。一説には、応永年間(1394~1428)に南朝方に仕えた雑色柳下上総介の居館で、白金長者と呼ばれる富豪になったとも言われている。江戸時代には高松藩主松平讃岐守の下屋敷となり、明治以降は海軍の火薬庫、後に皇室の白金御料地となるなど、近世以降に改変を受けており、現在は国立科学博物館付属自然教育園の一部となっている。
 白金長者屋敷は、公園内に館跡とされる土塁が矩形に良好に残るほか、土塁らしい遺構が園内に散在している。しかし近世の改変による構築の可能性もあるらしい。立地としては沼のある谷戸に望む台地の先端に築かれており、中世の居館としては不足のない適地である。それにしても東京のど真ん中にこのような豊かな自然が残されているとは知らなかった。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.637610/139.718735/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f0
タグ:居館
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