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御幣山砦(神奈川県藤沢市) [古城めぐり(神奈川)]

DSC03265.JPG←砦跡の公園からの眺望
 御幣(おんべ)山砦は、小田原北条氏が築いた玉縄城防衛の為の出城である。北条氏の家臣大谷帯刀左衛門公嘉が城主であったと言われている。大谷帯刀は、1569年の武田信玄の小田原侵攻の際には小田原城に詰めており、また1590年の豊臣秀吉の小田原の役の際には、青木城主多米周防守長定と共に上野西牧城に籠っており、そこで討死している。いずれの戦いでも御幣山砦は城主不在のまま簡単に落城したようである。
 御幣山砦は、境川東岸の比高20m程の台地上の先端の御幣山と言う小丘に築かれた砦であった。昭和20年代初頭の航空写真では、既に台地上は開墾されて明確な遺構が見られなくなっており、現在に至っては住宅地や団地が立ち並んでいて、遺構は完全に湮滅している。場所としては、現在の大鋸公園が砦の位置に当たり、高台となって眺望に優れた地勢だけがわずかに砦跡を忍ばせるのみである。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.344238/139.489020/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1
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