夏目城(長野県長野市) [古城めぐり(長野)]
←主郭の櫓台
夏目城は、二ツ柳城主二柳氏の一族夏目氏の城である。夏名氏は、二柳氏初代国高の孫国平を祖とし、南北朝時代には下石川を本拠とし、詰城として夏目城を築いたらしい。しかし夏目氏は、室町時代前期には三河国六栗に移住し、戦国時代には徳川家康に仕えた。三方ヶ原の戦いで武田勢の猛追を受けた家康をかばって討死した夏目吉信は、その後裔である。近代では、文豪夏目漱石が夏目氏の後裔である。
夏目城は、現在湯入神社の境内となっている。その地勢は丘陵中腹に位置する二ツ柳城に酷似しており、まるで双子の城の様である。城跡らしい雰囲気は二ツ柳城以上に濃厚で、湯入神社の鎮座する平場は周囲を切岸で囲まれ、いかにも城の主郭という趣である。主郭東部には櫓台があるほか、主郭西側には竪堀と虎口らしい地形も残っている。
お城評価(満点=五つ星):☆☆
場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.570803/138.114291/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
夏目城は、二ツ柳城主二柳氏の一族夏目氏の城である。夏名氏は、二柳氏初代国高の孫国平を祖とし、南北朝時代には下石川を本拠とし、詰城として夏目城を築いたらしい。しかし夏目氏は、室町時代前期には三河国六栗に移住し、戦国時代には徳川家康に仕えた。三方ヶ原の戦いで武田勢の猛追を受けた家康をかばって討死した夏目吉信は、その後裔である。近代では、文豪夏目漱石が夏目氏の後裔である。
夏目城は、現在湯入神社の境内となっている。その地勢は丘陵中腹に位置する二ツ柳城に酷似しており、まるで双子の城の様である。城跡らしい雰囲気は二ツ柳城以上に濃厚で、湯入神社の鎮座する平場は周囲を切岸で囲まれ、いかにも城の主郭という趣である。主郭東部には櫓台があるほか、主郭西側には竪堀と虎口らしい地形も残っている。
お城評価(満点=五つ星):☆☆
場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.570803/138.114291/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
タグ:中世平山城
長野編、再スタートしましたね。
大塔合戦で守護軍が逃れたのは二ツ柳とこの場所の二ヶ所だったように推察しています。一ヶ所だけでは収容できなかったのでは?と思っています。
広さと防御構造はあきらかに夏目城のが上ですね。
近くの石川城との関係も気になるところです。
by らんまる (2013-02-20 10:03)
>らんまるさん
再スタートといっても、
今回の長野編は昨夏の1回きりなんですが・・・(^^;
二ツ柳城も夏目城もある程度の要害性はありますが、
大兵に囲まれたらひとたまりもないような感じですね。
by アテンザ23Z (2013-02-20 21:54)