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本矢場城(群馬県太田市) [古城めぐり(群馬)]

DSCN9725.JPG←神社周囲の土盛り
 本矢場城は、上野の豪族由良氏の庶流矢場氏の城である。由良氏は元は横瀬氏と言い、足利氏・新田氏両方の流れを汲む金山城主岩松氏の重臣であったが、下克上で主家を追い落とし、自身が国主となって由良氏に改称した。永正年間(1504~21年)に横瀬国繁の弟国隆が、矢場郷に入部して矢場氏を称し、矢場城を居城とした。国隆の子植繁が、本矢場城に在城したとされる。その他の詳細は不明である。

 本矢場城は、現在は住吉神社の境内となっている。平地に築かれた平城で、神社境内の周囲には土塁らしい土盛りが見られる。但しこの土盛りは、神社建立の際の構築とも考えられ、城郭遺構かどうかは全く確証が持てない状況である。周りは住宅地で囲まれ、往時の雰囲気も失われてしまっている。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.305338/139.418339/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


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