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木曽義仲館(長野県木曽町) [古城めぐり(長野)]

DSCN3950.JPG←館跡の現況
 木曽義仲館は、源平争乱の時代を疾風のように駆け抜けた英雄木曽義仲の、居館伝承地である。義仲の父源義賢は帯刀先生と呼ばれ、武蔵国大蔵館を本拠として勢力を張り、鎌形の下屋敷で1154年に義仲が生まれたと伝えられる。幼名を駒王丸と言った。義賢が兄義朝との勢力争いで討たれると、幼い義仲は信濃国木曽の中原兼遠に匿われたと伝えられる。1166年に元服して木曽次郎義仲と名乗り、この地に居館を築いた。1180年、以仁王の令旨を受けた義仲はこの地で平家打倒に挙兵した。時に27歳であった。

 木曽義仲館は、宮ノ越宿北方の段丘上にあり、宮ノ越宿を眼下に一望できる要地である。館跡には旗挙八幡宮が建ち、西の崖下にはJR中央本線が通っているが、かつては西側に参道があったらしい。館跡とされる場所には明確な遺構はなく、その範囲も確定できない。尚伝承では、この館から宮ノ腰方面にかけての一帯に根井行親・樋口次郎兼光・今井四郎兼平ら四天王の屋敷が建っていたと伝えられる。遺構はないが、義仲伝説を色濃く残す土地である。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/35.894187/137.766538/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


源頼政と木曽義仲 - 勝者になれなかった源氏 (中公新書)

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  • 作者: 永井 晋
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2015/08/24
  • メディア: 新書


タグ:居館
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