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中原兼遠屋敷(長野県木曽町) [古城めぐり(長野)]

DSCN4042.JPG←屋敷跡に残る義仲元服の松
 中原兼遠は、木曽義仲の養父である。この地を本拠とした豪族で(一説には目代として信濃に下向したとも言われる)、中原氏の3男であったことから木曽中三権守と称したと言う。義仲の父源帯刀先生義賢が、大蔵館で甥の悪源太義平に討たれた時、まだ2歳の幼子であった義仲(幼名、駒王丸)を抱いた母は信濃に降って兼遠を頼った。兼遠はこれを匿い、義仲が13歳で元服するまで自身の屋敷で養育した。兼遠の子、樋口次郎兼光・今井四郎兼平はいずれも義仲の重臣となり、四天王に数えられた。また実在が明確ではないが、巴御前も兼遠の娘であったと言われる。また義仲の嫡子義高の母も、兼遠の娘と推測されている。

 中原兼遠屋敷は、正沢川と天神川が木曽川に流れ込む場所にある、段丘先端部に築かれている。しかし現在は全域が水田や畑(一部宅地あり)となっており、遺構は全く残っていない。しかしこの台地内には義仲元服の松や兼遠塚などがあり、義仲伝説を色濃く残す地である。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/35.864613/137.725682/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


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タグ:居館
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