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本城城(福岡県北九州市) [古城めぐり(福岡)]

DSCN3611.JPG←高台にある蛭子神社
 本城城は、蛭子谷(えびすだに)城とも言い、治承・寿永の内乱(いわゆる源平合戦)の際、源頼朝の命で東国武士団を率いて平家追討のため九州まで下向した源範頼は、ここに城郭を構えて本陣を置き、平家方の原田種直と戦ったと伝えられる。また範頼は、壇ノ浦の戦いで平家が滅亡した後、敗戦処理のためしばらくこの城に滞在したと伝えられる。

 本城城は、鵜巣池の南西にある丘陵上に築かれていた。現在丘陵上は、本城霊園という広大な墓地に変貌し、明確な遺構は残っていない。霊園の中心付近の十字路脇に城の解説板が立ち、その脇の高台には蛭子神社が祀られている。もしかしたら、城の櫓台だったかもしれないが、周囲は改変され尽くしており、どのような城だったのか、想像することも難しい。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/33.881523/130.721372/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


治承・寿永の内乱と平氏 (敗者の日本史 5)

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  • 作者: 元木 泰雄
  • 出版社/メーカー: 吉川弘文館
  • 発売日: 2013/03/01
  • メディア: 単行本


タグ:中世平山城
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