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白旗城(群馬県館林市) [古城めぐり(群馬)]

DSCN3817.JPG←薮の中に残る堀跡
 白旗城は、享徳の乱の激戦・羽継原合戦の際に、関東管領上杉房顕方の岩松氏が、古河公方足利成氏の羽附陣屋に対して布陣した城と伝えられる。

 白旗城は、鶴生田川南岸の微高地に築かれている。この微高地は白旗山と呼ばれ、付近には馬場、首洗堰等の地名が残るという。現在城跡は激しい薮の林となり、周囲は宅地や団地となっている。川沿いの道を進むと、微高地に北から伸びる1本の堀跡が残り、その東には土塁が築かれている。辛うじて確認できるのはここまでで、後は激しい薮に阻まれて確認できない。いずれにしても一時的な陣城と思われ、大規模な城ではなかっただろう。それにしても対峙した羽附陣屋とはわずか700m程しか離れておらず、川を挟んでいるとはいえ、あまりに近すぎるのがちょっと気になる。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.236719/139.573874/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


図説 享徳の乱

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  • 作者: 黒田基樹
  • 出版社/メーカー: 戎光祥出版
  • 発売日: 2021/03/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


タグ:陣城
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