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荻野目城(栃木県大田原市) [古城めぐり(栃木)]

DSCN8635.JPG←道路脇の城址碑
 荻野目城は、下野の名族那須氏の庶流荻野目氏の居城である。元中年間(1384~92年)頃に玄蕃信隆が、荻野目城を築いて荻野目氏を称した。那須資晴の家臣の中に荻野目玄蕃の名が伝わっている。荻野目氏の事績は不明であるが、1590年の那須氏改易と共に荻野目氏も没落したと推測されている。

 荻野目城は、不動川沿いの平地に築かれていた。現在は耕地整理で遺構は完全に湮滅している。わずかに車道脇の小屋裏の土盛りに、荻野目城址と刻まれた小さな石碑が立てられている。ガードレール脇に隠れるように立っているので、よく探さないと見つけられないほど小さい。石碑の立つ土盛りと脇の水路は、土塁と濠の名残であろうか?

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.840013/140.032661/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


那須与一伝承の誕生―歴史と伝説をめぐる相剋

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  • 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
  • 発売日: 2012/03/01
  • メディア: 単行本


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