SSブログ

国済寺城(群馬県太田市) [古城めぐり(群馬)]

DSC00822.JPG←堀跡?
 国済寺城は、別名道原城ともいい矢場川と渡良瀬川を天然の堀とした平城である。ほど近くにある市場城と共に、由良氏の金山城の支城として築かれた。位置的に、由良氏が足利長尾氏との境界に築いた境目の城であろう。太田市のHPによれば、「室町時代の永禄年間(1558~69)のある時期には、由良国繁の弟(後の長尾顕長)が居住していた」という。
 往時は外郭が東西250m、南北約190mの規模で、東側の堀切は二重の構えとなっており、この堀切の北寄りには、鬼門除けのための「折」が設けられていた。また内郭は一辺約90mの方形で、堀と土居に囲まれており、南側中央にのみ虎口(出入り口)が付けられていたという。しかし残念ながら、現在は主郭は新興住宅地として整備され、周囲の曲輪も市街化で遺構のほとんどは湮滅してしまった。建設会社の裏に竹林があり、その中に堀跡らしき地形は残るが土塁は全く残っておらず、どうもはっきりしない。市場城もそうだったが、行政当局がもう少し史跡保護に積極的であったらと惜しまれる。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.337028/139.408329/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0

 太田市のHP:http://www.city.ota.gunma.jp/005gyosei/0170-009kyoiku-bunka/maizou/kokusai.html

※2010-11-28:城址位置誤認識が判明した為、再調査の上訂正。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

トラックバック 0