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今井陣場(神奈川県小田原市) [古城めぐり(神奈川)]

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 今井陣場は、1590年の小田原の役の際に徳川家康が陣を構えた場所である。徳川家康は、この戦役に豊臣方の先鋒として約3万の兵を率いて出陣し、兵を3手に分けて箱根を越えた。即ち、三島から宮城野を経て明神岳を越え久野諏訪原に出た軍、鷹ノ巣城を陥れて湯坂を越えた軍、足柄城河村新城を陥れ足柄越えした軍の3手で、合流した後小田原城東方のこの地に布陣した。陣所は、柳川和泉守泰久の宅地で、ここを本陣として小田原城が開城するまでの約110日間、家康はこの地に滞留したと言う。
 今井陣場跡は、現在は一面の宅地と畑になっている。民家の庭先に一部土塁が残っているらしいが、周辺を歩き回ったが見つけることはできなかった。ここからは小田原城東方の外郭である山王篠曲輪が近く、戦役中は直接対峙する要地であったのだろう。江戸時代に小田原城主の大久保忠真が建てた石碑と、今井権現神社が残っているが、神社の建つ高台はかつての土塁跡かもしれない。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.263579/139.170460/&base=std&ls=std&disp=1&lcd=red&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1
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ねじまき鳥

丸馬出は残っていないのですね。
by ねじまき鳥 (2011-05-11 20:45) 

アテンザ23Z

>ねじまき鳥さん
馬出しがあったのでしょうか?
日本城郭大系にも記載されていないので、わからないのですが・・・。
by アテンザ23Z (2011-05-12 20:27) 

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