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岡崎南部方形囲郭群(神奈川県平塚市) [古城めぐり(神奈川)]

DSC08509.JPG←民家周囲に残る南東郭の土塁
 岡崎南部方形囲郭群は、岡崎四郎義実の居館があった場所と考えられている。岡崎城の南方600m程の場所にあり、平安末期に義実が岡崎郷に入部して築いた居館は、この方形囲郭群の辺りだったと推定されている様である。後の室町時代になると三浦氏によって場所を変えて、より城塞化された岡崎城が新たに築城されたものと思われる。その頃には方形囲郭群は、岡崎城周辺の前衛の砦として機能したのかもしれない。
 岡崎南部方形囲郭群は現在は宅地化された台地上にあり、地勢は往時の形態をよく残しているものの、遺構自体はかなり湮滅している。日本城郭大系によれば、岡崎神社境内が西郭とされ、社殿の周囲に土塁がわずかに残っている。東郭は完全に宅地化されて湮滅しているが地勢は残っている。大台とも呼ばれる南東郭が、最も遺構が良く残り、民家の周囲に高さ2~3m程の土塁がよく残っている。内部には櫓台跡の土檀もあるようだが、民家の敷地内なので見ることはできない。いずれも小規模な囲郭群である。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.371502/139.309548/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1
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