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里見番所(千葉県南房総市) [古城めぐり(千葉)]

IMG_4162.JPG←横堀
 里見番所は、不寝見川(ねずみがわ)番所とも呼ばれ、歴史不詳の城である。比高60m程の独立峰に築かれている。北麓の墓地裏の斜面を直登すると、やがて横堀に出くわす。この横堀は三ノ郭につながっており、虎口的な機能を併せ持っていた様だ。見応えのある中規模の横堀だが、倒木が多いのが難である。三ノ郭は三角形の段曲輪、その上のニノ郭は腰曲輪状の、物見台を有した曲輪である。この物見台の横は堀切状となっており、虎口を兼ねていた様である。山頂の主郭も比較的小さな曲輪で、祠が祀られている。主郭背後の尾根には小堀切が穿たれ、そこから南斜面に竪堀がしっかりと穿たれている。里見番所は、番所の名の通り小規模な城砦で、「不寝見(ねずみ)」の地名は番所としての性格を現代に伝えていると思われる。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/35.084936/139.903037/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
タグ:中世山城
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