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朝鮮通信使今市客館(栃木県日光市) [古城めぐり(栃木)]

DSCN2814.JPG←公園内の石碑
 朝鮮通信使今市客館は、江戸時代に朝鮮国王より12回派遣された朝鮮通信使の日光参詣のために徳川幕府が築いた客館である。朝鮮通信使の日光参詣は、幕府の強い要請によって初期の3回行われており、第1回目は1636年、第2回目は1643年、第3回目は1655年であった。この時、通信使は東照宮・大猷院に国王からの進物を贈り、公式行事を行った。幕府は自らの権威を示すためもあって、将軍社参並みの扱いをし、盛大な行列立てをしており、通信使のためだけに1万余両をかけて豪華な迎賓館を新築して持て成したと言う。

 朝鮮通信使今市客館は、上今市駅前にある杉並木公園の中に石碑が立っている。遺構は全く無いが、高台の縁に位置している。遺構はなくとも、日本と朝鮮王国との国交の歴史を今に伝える貴重な遺跡である。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.727577/139.681077/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


ユネスコ世界記憶遺産と朝鮮通信使

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