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殿上砦(神奈川県平塚市) [古城めぐり(神奈川)]

DSCN1843.JPG←砦跡とされる神社
 殿上砦は、小田原城を攻略した伊勢宗瑞(いわゆる北条早雲)が築いた砦と伝えられる。後には小田原北条氏の家臣川口但馬守の居城となったと言う。しかし別説では、上杉謙信が関東諸将を率いて小田原城を攻撃した際、上杉勢の陣城の一つではなかったとの推測があるらしい。

 殿上砦は、岩戸分神社付近にあったとされる。神社の社伝では、砦を築いた宗瑞が守護神として1511年に建立したと推測されているらしい。砦は高麗山城の北西に張り出した台地上にあり、平塚市の文化財マップでは東西800mにも及ぶ台地全体を砦跡としているが、これは砦の正確な位置がわからないからであろうか?この台地の中でも神社境内だけ、わずかな高台となっている。しかし周囲に広がる台地との間には段差以外に防御施設は見られず、砦としては中途半端である。これは、遺構が湮滅しているためと思われる。今となっては、どのような砦だったのか、想像するのも難しい。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/35.325691/139.315932/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


関東の名城を歩く 南関東編: 埼玉・千葉・東京・神奈川

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  • 発売日: 2011/07/26
  • メディア: 単行本


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