芦原城(栃木県市貝町) [古城めぐり(栃木)]
←主郭手前の空堀
芦原城は、歴史不詳の城である。山根城の東側に隣接して築かれており、両城一体となって機能したと推測される。千本城の支城との伝承もあるが、明確ではない。城の立地から、最初に芦原城が築かれ、後に出城として山根城が築かれたとの説も提示されている。
芦原城は、前述の通り山根城の東の丘陵地に隣接して築かれている。山根城とは二重堀切を介しているだけなので、普通に考えれば一つの城として扱っているところだが、なぜ別城として名前がついているのか不思議に思う。山根城の別郭と考えた方が自然である。肝心の遺構はかなり不明瞭で、山根城と区画する二重堀切の裏に帯曲輪が見られ、主郭とされる平場の手前に空堀1本と土塁が見受けられるが、それら以外の遺構ははっきりしない。『栃木県の中世城館跡』の縄張図では、背後の丘陵上が主郭で、土塁が部分的に残っているとされるが、現在は薮が多いせいもあって、主郭を囲む土塁はよくわからない。主郭とされる平場の北側に、山中を通る道の跡があり、道沿いに切岸状の段差があるが、後世の改変のようにしか見えない。結局、どういう構造の城なのか、よく把握することができなかった。
お城評価(満点=五つ星):☆☆
場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.537657/140.113717/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
芦原城は、歴史不詳の城である。山根城の東側に隣接して築かれており、両城一体となって機能したと推測される。千本城の支城との伝承もあるが、明確ではない。城の立地から、最初に芦原城が築かれ、後に出城として山根城が築かれたとの説も提示されている。
芦原城は、前述の通り山根城の東の丘陵地に隣接して築かれている。山根城とは二重堀切を介しているだけなので、普通に考えれば一つの城として扱っているところだが、なぜ別城として名前がついているのか不思議に思う。山根城の別郭と考えた方が自然である。肝心の遺構はかなり不明瞭で、山根城と区画する二重堀切の裏に帯曲輪が見られ、主郭とされる平場の手前に空堀1本と土塁が見受けられるが、それら以外の遺構ははっきりしない。『栃木県の中世城館跡』の縄張図では、背後の丘陵上が主郭で、土塁が部分的に残っているとされるが、現在は薮が多いせいもあって、主郭を囲む土塁はよくわからない。主郭とされる平場の北側に、山中を通る道の跡があり、道沿いに切岸状の段差があるが、後世の改変のようにしか見えない。結局、どういう構造の城なのか、よく把握することができなかった。
お城評価(満点=五つ星):☆☆
場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.537657/140.113717/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
タグ:中世平山城