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君ヶ袋館(宮城県加美町) [古城めぐり(宮城)]

DSCN6094.JPG←標柱が立つ主郭跡の民家
 君ヶ袋館は、大崎氏の家臣千葉籾負(ゆきえ)介常継が1543年に築いて居住したと言われている。以後、君ヶ袋氏を称し、1590年の葛西大崎一揆の際には、君ヶ袋九郎左衛門兼継が伊達勢と戦って落城した。兼継の弟胤継の後裔は伊達家に仕えた。

 君ヶ袋館は、鳴瀬川と田川に挟まれた平地の中程に築かれている。現在は宅地となっており、主郭とされる民家の入口脇に標柱が立っている。民家が立ち並んで改変されてるので、城域がよくわからないが、堀跡らしい水路が北側に見られる。但し、昭和20年代前半の航空写真との照合すると、北辺部は水路開削で改変されているようなので、全てが堀の名残りとは言い切れない様である。土塁が残るとの情報もあるが、あまり明確ではなく、残念な状況である。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/38.581126/140.813441/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


<伊達政宗と戦国時代>政宗が煽動? 大崎・葛西一揆 (歴史群像デジタルアーカイブス)

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