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鶴舞城(千葉県市原市) [古城めぐり(千葉)]

IMG_8861.JPG←水堀跡
 鶴舞城は、未完の城である。明治元年(1868年)、新政府が樹立され、恭順した徳川慶喜が駿府に移ると、これに伴って徳川宗家を相続していた徳川家達も駿府70万石に移封となった。これにより駿遠の幕臣大名は多く配置換えとなり、浜松藩主井上河内守正直の上総転封により鶴舞藩が成立した。正直は鶴舞城の築城を開始したが、城が完成する前に廃藩置県となり、築城工事は中止されて鶴舞藩庁となった。鶴舞での藩知事時代はわずか15ヶ月に過ぎなかったと言う。
 鶴舞城は、池和田城背後の台地上に築城された。元々未完の城であり、現在は市街化も進んだ為、残っているのは鶴舞小学校脇の本丸跡の土塁と井戸跡、そして南西側に残る大きな水堀跡ぐらいである。さすがに近代城郭らしく水堀は広やかで、堀に沿って土塁らしき跡も残るが、如何せん未整備の薮で、立入禁止になっていることもあり、あまり深くは探索できなかった。池和田城に行ったついでに訪問する程度の城であろう。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/35.383942/140.181908/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1
タグ:近代城郭
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