神長北要害(栃木県那須烏山市) [古城めぐり(栃木)]
←主郭~南郭間の堀切
神長北要害は、歴史は伝わっていないが、その位置関係から神長南要害と共に那須氏の本城烏山城の西方を防衛する支砦と考えられている。
神長北要害は、比高50m程の丘陵上に築かれている。北西麓にデイケア施設があるが、その敷地の奥の藪の中にいきなり大竪堀が出現する。これを登っていけば、城域に至る。大きな切岸と全周する横堀で防御した城砦で、コンパクトながらメリハリのある縄張りを有している。北側に主郭、その南に堀切を挟んで南郭が築かれている。南郭も外周に横堀が穿たれ、南東の土塁から坂土橋が曲輪に繋がっており、馬出しと考えても良いかもしれない。南郭の南斜面には、更に何段かの腰曲輪群が築かれており、南尾根に大手があったことがわかる。主郭は、この手の小城砦にしては思ったより大きく、北端には櫓台を築き、北尾根との間は外周の横堀と繋がる堀切で分断している。この堀切は、鋭さのある大きな薬研堀である。主郭の両翼共に横堀を穿って防御している。非常に求心性の高い縄張りで、見応えがある。
お城評価(満点=五つ星):☆☆☆
場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.666044/140.136570/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
神長北要害は、歴史は伝わっていないが、その位置関係から神長南要害と共に那須氏の本城烏山城の西方を防衛する支砦と考えられている。
神長北要害は、比高50m程の丘陵上に築かれている。北西麓にデイケア施設があるが、その敷地の奥の藪の中にいきなり大竪堀が出現する。これを登っていけば、城域に至る。大きな切岸と全周する横堀で防御した城砦で、コンパクトながらメリハリのある縄張りを有している。北側に主郭、その南に堀切を挟んで南郭が築かれている。南郭も外周に横堀が穿たれ、南東の土塁から坂土橋が曲輪に繋がっており、馬出しと考えても良いかもしれない。南郭の南斜面には、更に何段かの腰曲輪群が築かれており、南尾根に大手があったことがわかる。主郭は、この手の小城砦にしては思ったより大きく、北端には櫓台を築き、北尾根との間は外周の横堀と繋がる堀切で分断している。この堀切は、鋭さのある大きな薬研堀である。主郭の両翼共に横堀を穿って防御している。非常に求心性の高い縄張りで、見応えがある。
主郭外周の横堀と大切岸→
お城評価(満点=五つ星):☆☆☆
場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.666044/140.136570/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
タグ:中世平山城
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