伝長尾為景塚(富山県砺波市) [古城めぐり(富山)]
長尾為景は、越後守護代で、有名な上杉謙信の父である。守護である上杉房能を滅ぼした下剋上の梟雄として知られる。越後長尾氏は、長尾能景・為景・景虎(上杉謙信)の3代にわたってしばしば越中に侵攻し、越中一向一揆や越中守護代の神保氏を討伐した。為景の没年には諸説あるが、一説には1542年に増山城攻めの際に栴檀野で討死したとも言う。伝長尾為景塚は、討死した為景を葬った塚と伝承されている。
伝長尾為景塚は、増山城に程近い栴檀野の水田地帯の只中にある。小さな塚だが、塚の上には供養碑が立てられ、標柱と解説板も建っている。訪問した時は、たまたま地元の人達が総出で雑草取りなどの整備をしており、その最中にお邪魔させていただいた。本当に為景の塚なのか、その真偽は不明であるが、この塚がいかに地元の人達から大切にされているか、よく分かる情景であった。
場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.639326/137.024049/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
タグ:墓所
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