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淡路城(栃木県宇都宮市) [古城めぐり(栃木)]

DSCN1923.JPG←段々の削平地と切岸
 淡路城は、宇都宮氏の家臣直井淡路守の居城と伝えられる。

 淡路城は、鬼怒川東岸の台地の東側の縁にある。ここは、台地に南から谷が入り込み、台地が細長く括れた部分に当たる。地勢的には阿久津城とよく似た占地である。『日本城郭大系』や『栃木県の中世城館跡』によれば、以前は二重の堀もしくは土塁があったが、昭和40年代前半に団地造成のため大部分が破壊されたと言う。現在は民家裏の竹薮となっており、台地の東縁部に段々の削平地が見られ、曲輪遺構の可能性がある。また2段目の削平地の南東下方に堀状地形もあり、遺構である可能性がある。しかし前述の通り大半が破壊・改変されているらしく、どのような縄張りだったのかは現状からでは推測が難しい状況である。
 尚、城の南東250m程のところにある墓地に、淡路守の墓碑が立っている。そこには「直江淡路守」と刻まれているので、もしかしたら直江が正しいのかもしれない。
堀状地形→DSCN1926.JPG
DSCN1943.JPG←直江淡路守の墓碑

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.573449/139.980519/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


中世の名門 宇都宮氏

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