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林氏屋敷(埼玉県坂戸市) [古城めぐり(埼玉)]

DSCN2061.JPG←北西辺の堀跡
 林氏屋敷は、文亀年間(1501~04年)に信州諏訪から当地に移り住んだと伝えられる林氏の屋敷である。詳しい系譜や戦国期の事績は不明であるが、江戸時代には赤尾村下分の名主を務めているので、戦国期にもこの地の名家として重きをなしていたと思われる。

 林氏屋敷は、県道74号線沿いの、天神橋のたもとに位置しており、現在もご子孫の居宅となっている。屋敷正面には立派な長屋門があり、その脇に土塁が残っている。また宅地の四周にはほぼ全周にわたって堀跡が残っている。内部探索はできないので外周から見て回ると、南西辺にも土塁が残っているようである。戦国時代から残る屋敷跡として貴重である。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/35.987287/139.434443/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


わくわく埼玉県歴史ロマンの旅

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  • 作者: 埼玉県立歴史と民俗の博物館
  • 出版社/メーカー: 学陽書房
  • 発売日: 2014/06/06
  • メディア: 文庫


タグ:居館
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